2018.5.1小鹿田焼の里
国の指定重要無形文化財でもある小鹿田焼の窯元が集まる地区。場所は日田市の北部、高塚山のふもとで、1705年に柳瀬三右衛門と黒木十兵衛によって開窯されました。職人自らが掘り出した陶土を、川の水力を利用した木製の唐臼で砕いて粘土とする時の音は、「日本の音風景100選」に選出されており、地区全体も重要文化的景観として認定されています。また例年10月の第2土・日曜には、小鹿田焼民陶祭が行われ、全国からたくさんの観光客が集まります。
唐臼
陶土を砕く唐臼はアカマツなどの地元産木材を使い、またその動力には大浦川の水源を利用。ここで粉砕した陶土は貯蔵槽で濾過を繰り返した後に、天日で乾燥させて使用します。
小鹿田焼
飛びかんなと呼ばれる幾何学模様のような削りあとや、筆を使った刷毛目、さらに指で直に模様を描く指描きなどで作り上げる素朴で温かみある風合いが、小鹿田焼の魅力です。
窯元
現在、小鹿田焼の窯元は10軒。唐臼で土を砕き、薪を使って登り窯で焼くという300年以上も続く伝統の技法は、一子相伝で引き継がれ、今に息づいています。
小鹿田焼の里
【住所】 | 〒877-1121 大分県日田市源栄町皿山 |
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【TEL】 | 0973-23-3111(日田市観光課) |
【ホテルからの距離】 | 車で約31分 |