あなたをクラシックの森にいざなう 小林道夫の世界
チェンバロとピアノ 聴き比べ～バッハからモーツアルトへ～
小林道夫の世界が、２００９年８月９日（日曜日）にございます。
１５：００開演（１４：３０開場）
場所：日田市民文化会館パトリア日田小ホール（せせらぎ）
【入場料】
一般 前売：1,000円　当日：1,500円
高校生以下 前売：500円 当日：1,000円
※未就学児の入場はお断りします。

前売券販売開始 平成21年7月3日（金）
※本公演はパトリア日田鑑賞友の会対象ではありません。

前売券取扱所 パトリア日田・日田市各振興局
　　　　　　 日田市各振興センター
ローソンチケット（Ｌコード83485）

主催／日田市 お問い合せ／日田市文化会館パトリア日田
ＴＥＬ．0973-25-5000

あなたをクラシックの森にいざなう 小林道夫の世界

小林道夫 プロフィール（鍵盤楽器奏者）
１９３３年生まれ。東京芸術大学音楽部・楽理科卒業。
1965年デトモルト北西音楽大学に留学。チャンバロ奏者としては、
ドイツ・バッハ・ゾリステン、フランクフルト・バッハ・
オーケストラと共演。帰国後は多方面にわたる活動を続けている。
　これまでは数々のすばらしい演奏家と共演（ヘルマン・ブライ、
モーリス・アンドレ、ペーター・ダム、ピエール・フルニエ、
ヨゼフ・スークなど）ジェラルド・ムーアに比肩する伴奏者として、
日本のみならず、世界各地で高く評価されている。
　２００６年にはマイスターミュージックより、チェンバロによるＣＤ
J.S.バッハ～小林道夫の芸術１～を発売、好評を博している。
　1956年毎日音楽賞・新人奨励賞、1970年第一回鳥井音楽賞、
1972年ザルツブルク国際財団モーツアルテウム記念メダル、
1979年モービル音楽賞を受賞している。

【チェンバロって？】
　簡単に言うとピアノの前身ですが、進化してピアノができたとする見方は
正しくありません。ピアノ、チェンバロそれぞれ独立した鍵盤楽器であり、
独自の音楽世界があります。チェンバロも、当時のバッハをはじめとする
作曲家がその楽器のために多くの名曲を残したまぎれもない完成品なのです。
写真をご覧になったらおわかりになるとおりの壮麗な外観に加え、その典雅で
幅広い音色により表現される音楽は、現代を生きる私たちをも魅了してやみません。

【ピアノとチェンバロの違い】
　ピアノが弦をハンマーで叩いて音を出すのに対して、チェンバロは弦を爪で
はじいて音を出します。その他にも様々な相違点がありますが、
後は演奏当日のお楽しみ。小林道夫の名解説と名演奏で、音楽的個性の違い・
両楽器の素晴らしさを存分に味わいましょう。

【今回登場するチェンバロについて】
　日本チェンバロ製作における草分け的存在、堀 榮蔵（えいぞう）の弟子である
中村壮一（唐津市在住）製作。堀氏の製作したチェンバロは、チェンバロ演奏の
世界的権威、グスタフ・レオンハルトが驚嘆したほどの名器。同じく重鎮、
小林道夫が全幅の信頼寄せる中村氏の手による楽器は、師匠のものに勝るとも
劣りません。唐津からはるばるやってくる優秀なチェンバロにも注目です。